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ナオケンのよもやま話~第9回~

皆さんこんにちは!

 

愛知県東海市を拠点にリフォームを主として業務を行っている

株式会社ナオケン、更新担当の富山です。

 

 

リフォーム工事の歴史:時代とともに変わる住まいの価値

 

 

今回は「リフォーム工事の歴史」について、少しタイムトラベル気分で語ってみたいと思います。


リフォームと聞くと、最近のブームと思われがちですが、実はその歴史は意外と古く、人々の生活様式や価値観の変化と深く関わっています。


■ 古代~江戸時代:住まいは“壊れたら建て直す”時代

 

日本の住宅文化は木造建築が主流であり、古くは高温多湿な気候に対応した「通気性重視」の家づくりがなされていました。奈良・平安時代の貴族の邸宅には定期的な修復や建て替えが行われていましたが、一般庶民の住まいとなると「直す」より「壊れたら建て替える」が一般的でした。

江戸時代になると町屋などの木造長屋が普及し、火事や風雨による劣化で部分的に補修することも行われましたが、それでも“改修”より“再建”の感覚が強かったのです。


■ 明治~昭和初期:西洋建築と近代化の波

 

明治維新以降、日本には急速に西洋文化が流入しました。洋風建築の流行とともに、ガラス窓、レンガ壁、洋間といった新しい住宅要素が導入され、住まいの多様性が広がります。

昭和初期には、大工や左官による「修理・模様替え」が一般家庭にも浸透しはじめ、畳の張替えやふすまの入れ替えなど、現代の「リフォーム」の前身とも言える文化が芽生えました。


■ 昭和後期:高度経済成長と共にリフォーム市場が形成

 

1960年代~1980年代、高度経済成長とともに住宅需要はピークに達します。公団住宅・団地・戸建て住宅の大量供給が進み、「新築こそ正義」という価値観が広がりました。

しかし、バブル崩壊後は新築一辺倒ではなく、「今ある家をより快適に住み続ける」という考え方が浸透。水回りの設備更新、和室から洋室への転換など、小規模なリフォームが急増しました。


■ 平成~令和:ライフスタイル多様化とリノベーション文化の誕生

 

2000年代以降、「リフォーム」は単なる修理や補修ではなく、「暮らしをアップデートする」手段として確立されました。中古住宅を購入してフルリノベーションする若い世代も登場し、「古さを楽しむ」スタイルも定着しています。

近年では、SDGsや脱炭素社会を背景に「壊さずに再生する」「省エネ・断熱・防災性能を高める」リフォームのニーズが急上昇。性能向上リフォーム、バリアフリー改修、スマートホーム対応など、時代とともに進化を続けています。


■ まとめ:リフォームは“次世代の当たり前”へ

 

住まいの価値観は、「新築信仰」から「再生と活用」へと大きくシフトしています。長寿命社会・環境配慮・家族の多様なライフステージに対応するためにも、リフォームは今や、選ばれるべくして選ばれる時代の必然と言えるでしょう。

次回は、そんなリフォーム工事において絶対に押さえておきたい「鉄則」について掘り下げます!

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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